東京都立大学に編入して思ったこと
こんにちは。くまです。
自己紹介はこちら↓(時間のある方は是非。)
kumamama44.hatenadiary.com
東京都立大学システムデザイン学部航空宇宙システム工学科に編入して1年が経ったので、思ったことをまとめていきたいと思います。
家
私は、学生寮に住むことにしました。
何も調べず、東京の土地勘が無かったので、とりあえず大学の寮なら近いでしょ思ったからです。
(これが大きなミス)
都立大の学生寮は月4700円+水道ガス光熱費(6000円程度)とありえないぐらい安いです。
あと、初めての一人暮らしで不安だったので、共同生活の寮だと安心かなってのも1つの理由です。
実際に住んでみて思ったことをまとめると
メリット
- 家賃が安すぎる
- 大学に近いので、図書館などが利用しやすい
- 駅も徒歩10分程度で駅周りには基本的になんでもあるので不便を感じない
デメリット
- システムデザイン学部は日野キャンパスに通うのに寮は南大沢キャンパスで遠い(バスで30分程度)
- 連絡バスがあるが、1時間に2本ぐらいでクソ(←これ重要)
- 部屋が狭い(6畳収納なし)
- 6人でトイレ、シャワー、台所を使うのでたまにストレスもある(共同生活)
- 入寮審査があり、書類を書かないといけない
寮は2年しか住めないので、大学院では日野キャンパスの近くに住もうと思っています。
やっぱり日野キャンパスに通うので、日野キャンパス近くに住むのがいいですかね…
学生寮の最寄りの駅です。なんでもあります。便利です。
都心の方は新宿まで1本で行けます。(約40分)
単位認定
編入生が一番気にするところだと思います。
正直言って都立大の単位認定はクソです。
(編入生が少ないし、あまり優しくないのかも)
クソポイントは単位認定の上限が70単位と少ないところと3年からキャンパスが変わるところです。
都立大システムデザイン学部では126単位が卒業条件なので、3、4年生で56単位必要です。
4年生では、卒業研究(6単位)と大学院入試、就職活動で忙しくなるので、基本的に3年生終了時までに卒業研究を除いた120単位を取りたいです。
そして、内部生は2年終了時にだいたい80~90単位取得しています。
さらに、1,2年生科目は南大沢キャンパスで行われるので、単位認定が通らなければ、遠いキャンパスまで移動して授業を受けないと行けません。
はい、クソですね。
このせいで僕は3年生なのに南大沢キャンパスで1年生に混じって授業を受けていました。(編入生の定めなのかも…)
授業
これも編入生が気にするところですね。
正直に言うと、クッッッソしんどかったです。
特に前期がしんどいです。
朝は早いし、授業慣れしていないし、授業は全然わからんし、ほとんどの授業で課題が出るし...
前期の時間割を見てみましょう
え、スカスカじゃないですか。しんどいなんて言いすぎですよ。
僕も4月まではそう思ってました。
しかし、いざ授業が始まってみると高専の授業とのスピードの違いに驚かされました。
前日に配布される授業資料に目を通さないと、ついていけないし、トイレに行っただけで授業に置いて行かれます。
予習復習は当たり前なんですね...
さらに、さっきも言ったようにほとんどの授業で課題が出ます。
さらにさらに、1,2年生科目を履修してる前提で授業が進んでいきます。
「これは2年生の○○の授業でやったと思うのでわからなければ各自復習しておいてください」
いや!授業受けてないねん!どうやって復習するねん!!
前期は単位認定が通らなかったので1年必修の「航空宇宙工学概論1」という1年必修授業を受けていました。
金曜3限が空いているのは、移動時間です。
1,2限を日野キャンパスで受けて、南大沢キャンパスに移動し、4限を受けます。
火曜日はその逆で1,2限を南大沢で受けて昼休みに移動し、3,4限を日野で受けます。
昼食の時間はないです。
きつすぎワロタ (;´Д`)
次は後期を見てみましょう...
後期に入り少し楽になりました。
木曜日がほぼ休みです。(やった!課題ができるね!(真顔))
南大沢での授業がないので移動が減ったのと、実験が無くなったのが大きかったです。
それでも、課題や試験が重なると辛かった...(´Д`;)ハァハァ
新しい学問を学ぶので、大変なのは仕方ないです。耐えましょう。
私は3年の1年間で授業を25授業(50単位)入れました。(1授業=2単位)
これは都立大の1年にとれる上限です。
しかし、このうち3授業(6単位)落としてしまったので、
単位は合計で70+(50-6)=114単位です。
卒業が126単位で研究が6単位なので、残り6単位、つまり3授業と卒業研究で卒業できるわけですね。
ちなみに都立大では年間50単位という上限がありますが、編入生などの特殊な場合は上限以上の履修を認めてくれます。(いっぱい授業が取れるよ!やったね!)
そんなことしなくていいから、もっと単位認定してくれ...
成績
大学の成績はGPAというもので決まります。
都立大では、
- 100~90:秀
- 90~80 :優
- 80~70 :良
- 70~60 :可
- 60~ :不可
で決まります。
この秀や優に数字が割り当てられて、その平均が自分のGPAになります。
さて、編入生の単位認定した科目はどうなるのか。
答えは、カウントしないです。
3年生から実際に授業を受けた科目だけでGPAが決まります。
なので、内部生より1つの授業の比重が重いのです。
研究
研究の分野は、流体力学(実験系)、ロケットのスラスタやエンジン(熱系)、材料構造系、人工衛星などの姿勢制御(制御系)、航空機や宇宙機の設計(システム設計系)、宇宙利用(通信やレーザー系)があります。
いっぱいあって迷っちゃいますね!(笑)
1月ぐらいに希望調査があるので、研究室見学はそれまでに行きましょう。
教授の話だけでなく、実際に研究室に行ってみると研究室の空気が分かります。
研究室にいる先輩から、ぶっちゃけた色んな話も聞けるかもしれません。
研究室配属は、基本的にGPAで高い人から順番に決まっていきます。
他にも教授との面談で決める研究室などもあるみたいです。
部活
僕はソフトテニス部に入りました。
体を動かすのとテニスが好きなので...
同じ学部の人がいれば友達になりたかったのですが、いませんでした。
でも、友達はたくさん出来て、右も左もわからず友達もいなかった僕にはとても嬉しかったです。
編入生の部活ですが、鳥人間やロボコンなどのものづくり系に入る人,テニスや軽音などの趣味系に入る人、バイトや勉強が忙しくて入らない人など様々です。
4月は体験期間なので、色々な部活、サークルに行ってみて自分に合う場所を探しましょう。
新天地で友達が欲しい人は部活やサークルに入るのは一つの手だと思います。
まとめ
ほとんど愚痴みたいになってしまいましたが、これが都立大編入の現実です。
ただ、勘違いしてほしくないのは、
- 編入の中では大変な方かもしれないが、他大学の編入も大変だと思う
- 分野を変えること(機械→航空)は新しく勉強することが多くて大変
- 高専でやってきた武器(レポートの書き方など)はあるが、内部生も1,2年をその大学でやってきている武器がある
- 内部生は基礎(数学や専門)がしっかりしている(私が出来ていないだけかも...)
です!
編入は恐らく想像しているより大変ですけど、新しく知ることが沢山あり、高専では味わえない刺激が沢山あるので楽しいです。
さらに、勉強を頑張るための環境は素晴らしく整っているので、やる気さえあればいくらでも伸びると思います。
教授陣も旧帝大で博士を取った方がゾロゾロといるので、頼もしいです。
また思い出したらどんどん追記していくつもりです!
では。