東京都立大学に編入して思ったこと
こんにちは。くまです。
自己紹介はこちら↓(時間のある方は是非。)
kumamama44.hatenadiary.com
東京都立大学システムデザイン学部航空宇宙システム工学科に編入して1年が経ったので、思ったことをまとめていきたいと思います。
家
私は、学生寮に住むことにしました。
何も調べず、東京の土地勘が無かったので、とりあえず大学の寮なら近いでしょ思ったからです。
(これが大きなミス)
都立大の学生寮は月4700円+水道ガス光熱費(6000円程度)とありえないぐらい安いです。
あと、初めての一人暮らしで不安だったので、共同生活の寮だと安心かなってのも1つの理由です。
実際に住んでみて思ったことをまとめると
メリット
- 家賃が安すぎる
- 大学に近いので、図書館などが利用しやすい
- 駅も徒歩10分程度で駅周りには基本的になんでもあるので不便を感じない
デメリット
- システムデザイン学部は日野キャンパスに通うのに寮は南大沢キャンパスで遠い(バスで30分程度)
- 連絡バスがあるが、1時間に2本ぐらいでクソ(←これ重要)
- 部屋が狭い(6畳収納なし)
- 6人でトイレ、シャワー、台所を使うのでたまにストレスもある(共同生活)
- 入寮審査があり、書類を書かないといけない
寮は2年しか住めないので、大学院では日野キャンパスの近くに住もうと思っています。
やっぱり日野キャンパスに通うので、日野キャンパス近くに住むのがいいですかね…
学生寮の最寄りの駅です。なんでもあります。便利です。
都心の方は新宿まで1本で行けます。(約40分)
単位認定
編入生が一番気にするところだと思います。
正直言って都立大の単位認定はクソです。
(編入生が少ないし、あまり優しくないのかも)
クソポイントは単位認定の上限が70単位と少ないところと3年からキャンパスが変わるところです。
都立大システムデザイン学部では126単位が卒業条件なので、3、4年生で56単位必要です。
4年生では、卒業研究(6単位)と大学院入試、就職活動で忙しくなるので、基本的に3年生終了時までに卒業研究を除いた120単位を取りたいです。
そして、内部生は2年終了時にだいたい80~90単位取得しています。
さらに、1,2年生科目は南大沢キャンパスで行われるので、単位認定が通らなければ、遠いキャンパスまで移動して授業を受けないと行けません。
はい、クソですね。
このせいで僕は3年生なのに南大沢キャンパスで1年生に混じって授業を受けていました。(編入生の定めなのかも…)
授業
これも編入生が気にするところですね。
正直に言うと、クッッッソしんどかったです。
特に前期がしんどいです。
朝は早いし、授業慣れしていないし、授業は全然わからんし、ほとんどの授業で課題が出るし...
前期の時間割を見てみましょう
え、スカスカじゃないですか。しんどいなんて言いすぎですよ。
僕も4月まではそう思ってました。
しかし、いざ授業が始まってみると高専の授業とのスピードの違いに驚かされました。
前日に配布される授業資料に目を通さないと、ついていけないし、トイレに行っただけで授業に置いて行かれます。
予習復習は当たり前なんですね...
さらに、さっきも言ったようにほとんどの授業で課題が出ます。
さらにさらに、1,2年生科目を履修してる前提で授業が進んでいきます。
「これは2年生の○○の授業でやったと思うのでわからなければ各自復習しておいてください」
いや!授業受けてないねん!どうやって復習するねん!!
前期は単位認定が通らなかったので1年必修の「航空宇宙工学概論1」という1年必修授業を受けていました。
金曜3限が空いているのは、移動時間です。
1,2限を日野キャンパスで受けて、南大沢キャンパスに移動し、4限を受けます。
火曜日はその逆で1,2限を南大沢で受けて昼休みに移動し、3,4限を日野で受けます。
昼食の時間はないです。
きつすぎワロタ (;´Д`)
次は後期を見てみましょう...
後期に入り少し楽になりました。
木曜日がほぼ休みです。(やった!課題ができるね!(真顔))
南大沢での授業がないので移動が減ったのと、実験が無くなったのが大きかったです。
それでも、課題や試験が重なると辛かった...(´Д`;)ハァハァ
新しい学問を学ぶので、大変なのは仕方ないです。耐えましょう。
私は3年の1年間で授業を25授業(50単位)入れました。(1授業=2単位)
これは都立大の1年にとれる上限です。
しかし、このうち3授業(6単位)落としてしまったので、
単位は合計で70+(50-6)=114単位です。
卒業が126単位で研究が6単位なので、残り6単位、つまり3授業と卒業研究で卒業できるわけですね。
ちなみに都立大では年間50単位という上限がありますが、編入生などの特殊な場合は上限以上の履修を認めてくれます。(いっぱい授業が取れるよ!やったね!)
そんなことしなくていいから、もっと単位認定してくれ...
成績
大学の成績はGPAというもので決まります。
都立大では、
- 100~90:秀
- 90~80 :優
- 80~70 :良
- 70~60 :可
- 60~ :不可
で決まります。
この秀や優に数字が割り当てられて、その平均が自分のGPAになります。
さて、編入生の単位認定した科目はどうなるのか。
答えは、カウントしないです。
3年生から実際に授業を受けた科目だけでGPAが決まります。
なので、内部生より1つの授業の比重が重いのです。
研究
研究の分野は、流体力学(実験系)、ロケットのスラスタやエンジン(熱系)、材料構造系、人工衛星などの姿勢制御(制御系)、航空機や宇宙機の設計(システム設計系)、宇宙利用(通信やレーザー系)があります。
いっぱいあって迷っちゃいますね!(笑)
1月ぐらいに希望調査があるので、研究室見学はそれまでに行きましょう。
教授の話だけでなく、実際に研究室に行ってみると研究室の空気が分かります。
研究室にいる先輩から、ぶっちゃけた色んな話も聞けるかもしれません。
研究室配属は、基本的にGPAで高い人から順番に決まっていきます。
他にも教授との面談で決める研究室などもあるみたいです。
部活
僕はソフトテニス部に入りました。
体を動かすのとテニスが好きなので...
同じ学部の人がいれば友達になりたかったのですが、いませんでした。
でも、友達はたくさん出来て、右も左もわからず友達もいなかった僕にはとても嬉しかったです。
編入生の部活ですが、鳥人間やロボコンなどのものづくり系に入る人,テニスや軽音などの趣味系に入る人、バイトや勉強が忙しくて入らない人など様々です。
4月は体験期間なので、色々な部活、サークルに行ってみて自分に合う場所を探しましょう。
新天地で友達が欲しい人は部活やサークルに入るのは一つの手だと思います。
まとめ
ほとんど愚痴みたいになってしまいましたが、これが都立大編入の現実です。
ただ、勘違いしてほしくないのは、
- 編入の中では大変な方かもしれないが、他大学の編入も大変だと思う
- 分野を変えること(機械→航空)は新しく勉強することが多くて大変
- 高専でやってきた武器(レポートの書き方など)はあるが、内部生も1,2年をその大学でやってきている武器がある
- 内部生は基礎(数学や専門)がしっかりしている(私が出来ていないだけかも...)
です!
編入は恐らく想像しているより大変ですけど、新しく知ることが沢山あり、高専では味わえない刺激が沢山あるので楽しいです。
さらに、勉強を頑張るための環境は素晴らしく整っているので、やる気さえあればいくらでも伸びると思います。
教授陣も旧帝大で博士を取った方がゾロゾロといるので、頼もしいです。
また思い出したらどんどん追記していくつもりです!
では。
使用参考書まとめ
どうも、くまです。
今回は、私が編入試験で使用した参考書についてまとめていきます。
科目は数学、物理、英語、TOEICです。
私は1冊の参考書を使い込むのではなく、いろいろな参考書を使いました。
1冊の参考書を使い込むのは大事だと思いますが、合わない参考書を使い続けるぐらいなら変えた方がいいと思います。
わかりやすいようにAmazonのリンクを貼っていますが、最新版では無い可能性があるので、購入の際は、自分でご確認ください。
5段階評価で★が多いほどオススメです。
では、行きましょう。
数学
・編入数学徹底研究
オススメ度:★★★★★
鉄板の参考書です。
編入するなら必須だと思います。
編入体験談では、出来て当然みたいに書いているものもあります。
しかし、最初は誰しも難しく感じると思うので、出来なくても焦らなくて大丈夫です。
(東大に編入した人も最初は難しいって言っていました)
この本は、各章の例題と類題を繰り返しやっていくのがいいと思います。
正直、章末問題は例題、類題に比べて難しいので、最初は飛ばした方がいいです。
何周もして確実に解けるようにしましょう。
・編入数学過去問特訓
オススメ度:★★★★★
編入数学徹底研究の応用編です。
旧帝大などのレベルの高い過去問が多く載っています。
解説も詳しいので、解説を読んで勉強もできるぐらいです。
問題がABCの三段階に分かれており、私はAB問のみをしました。
旧帝大などの難関国立大学を目指す人はC問も解くといいと思います。
編入数学徹底研究がスラスラ解けるようになってから手を付けるのをオススメします。
・編入数学入門
オススメ度:★★★★★
この参考書はマイナーで周りで私しか使っていなかったですが、非常にオススメです。
編入数学徹底研究が難しくて全く分からないよーって人に薦めたいです。
なぜなら、著書が編入数学徹底研究と同じ櫻井基晴さんだからです。
私自身、編入数学徹底研究を一周するのに膨大な時間がかかりました。
しかし、この参考書をした後にもう一度編入数学徹底研究をやると、とても分かりやすかったのです。
数列や三角関数、微分積分、確率など基礎からしっかりと学べるので、三角関数の加法定理ってどうやるんだっけ?みたいな人には丁度いいと思います。
あとは、数列や三角関数の公式を暗記に頼っていた人には、定理から理解出来るので非常にオススメです。
・大学編入のための数学問題集
オススメ度:★★★☆☆
この参考書は、友人がやっていたので私もやってみたのですが、私には合いませんでした。
難易度は編入数学過去問特訓と編入数学徹底研究の間ぐらいだと思います。
私は半分ぐらいでやめてしまいましたが、「徹底研究が出来るようになって時間に余裕があるよ」って人にオススメです。
私は、
編入数学徹底研究
↓
編入数学入門
↓
編入数学徹底研究
↓
大学編入のための数学問題集
↓
編入数学過去問特訓
という順番でやりました。
物理
・物理のエッセンス
・名門の森
オススメ度:★★☆☆☆
物理の編入勉強で真っ先に挙げられる参考書の一つです。
私も買ってみましたが、公式を暗記するような解説だったので嫌いでした。
編入勉強で暗記しようとすると膨大な量になるので、頭が持ちませんし、初見の問題が解けません。
なので、原理、公式を理解することが合格への近道だと私は思います。
かと言って、この参考書が悪いわけではありません。
多分、私の使い方が悪かったのでしょう。
合う人には合うと思います。
・漆原晃の物理基礎・物理【力学・熱力学編】が面白いほどわかる本
・漆原晃の物理基礎・物理【電磁気編】が面白いほどわかる本
オススメ度:★★★★★
某阪大生youtuberがオススメしていた参考書です。
表紙が漫画みたいになっており、ぱっと見、変な本です。
しかし、内容は非常に分かりやすく、原理、公式、言葉をイメージしながら理解できます。
高校生の大学入試に使われる本なので、高校レベルの物理が怪しい人にオススメです。
私は、力学の回転運動と電磁気全般が苦手だったので基礎固めとして非常に良かったです。
・漆原の物理 明朗解法講座
オススメ度:★★★☆☆
先ほどの参考書の問題集です。
力学、熱力学、波動、電磁気、原子と幅広い分野の問題が載っており、解説も非常に丁寧です。
時間にある方はやってみるといいと思いますが、この参考書は高校レベルなので、早くこの先で紹介する大学物理の参考書を進めた方がいいと思います。
・弱点克服 大学生の力学
・弱点克服 大学生の電磁気学
オススメ度:★★★★★
この参考書は大学物理の入門として非常にオススメです。
まず、簡単な高校レベルの問題を微積を使って解いてくれます。
なので、なぜ時間で微分するのかなどが分かりやすく、理解しやすいです。
さらに、実際の過去問も載っているので、難易度もそこそこです。
さらには、解答が本の後ろではなく、問題の隣に書かれているのでいちいちページを捲らなくて済みます。
私は、5年生の6月ぐらいにこの本と出会いましたがもっと早く出会いたかったです。
・基礎物理学演習Ⅰ
・基礎物理学演習Ⅱ
オススメ度:★★★☆☆
黄色い本です。
正直言って、この参考書は難しいです。
恐らく、旧帝大レベルの人がやる参考書です。
東京農工大学の物理の試験とよく似ているので、農工大を受ける人にもオススメです。
私は、大学物理をこの本から始めましたが、難しすぎて萎えました。
さらに誤植が多いので、初めてやる参考書ではなかったです。
しかし、弱点克服をやり終えて物足りない人は、やることをオススメします。
私は、半分ぐらいで挫折しました。
・マセマのスバラシク実力がつく 力学
・マセマのスバラシク実力がつく 電磁気学
・マセマのスバラシク実力がつく 熱力学
オススメ度:★★★★☆
この参考書は問題はほとんど載っておらず、公式の導出過程などが詳しく載っています。
絵や図も入っているので、分かりやすいです。
数学などの色々な種類があるので自分が受ける科目を選ぶといいでしょう。
英語
・システム英単語
オススメ度:★★★★★
英単語帳です。
今までは派手な表紙だったのですが、最近落ち着きました。
この単語帳は、量、質共に非常に良かったです。
名詞、動詞の派生語や類義語、例文なども載っており、使い込むにはうってつけの英単語帳でした。
編入の英単語帳はDUOやシステム英単語帳など色々ありますが、合う合わないは人によるので本屋で立ち読みして、自分に合うのを選ぶのがいいと思います。
正直どれをやっても変わりません。
単語帳はやり込むことが大切です。
・速読英単語
オススメ度:★★★★★
英文を読みながら、単語も覚えれる一石二鳥の本です。
英文も徐々に長くなっていき、内容も雑学が多くて面白かったです。
難易度も必修編から上級編まであるので、自分に合ったレベルを選ぶといいでしょう。
・長文問題精講
・英作文問題精講
オススメ度:★★★★★
長文と英作文を実際に解ける問題集です。
高校レベルの問題ですが、編入試験の英語は実際に高校生と変わらないと思います。
なので、使う参考書は高校レベルで大丈夫だと思います。
私は、これを使ったというだけなので、他にもっと良い参考書があるかもしれません。
TOEIC
・銀のフレーズ
オススメ度:★★★★☆
私は、「はじめてのTOEIC受験講座」という塾みたいなのに行っており、そこで銀のフレーズを買わされたので使っていました。
皆さんは金のフレーズを使いましょうね。
でも、正直どちらでも変わらないと思います。
繰り返しやって、全て覚えることが大切です。
・公式問題集
オススメ度:★★★★★
鉄板ですね。
これをやり込むのが高得点の近道だと思います。
解説も分かりやすく、オススメです。
買うときは最新のものを買いましょう。
・究極のゼミ
オススメ度:★★★★★
TOEIC界隈では、有名なヒロ前田さん著書です。
TOEICのPartごとに対策がしっかりされています。
一周終えると、苦手Partが得意Partに変わります。
各Partがさらに章ごとにわけられており、1日に1章!とか目標を決めると進めやすいです。
公式問題集をやってみて、得点率の低いPartをするのをオススメします。
[新形式問題対応/音声DL付]TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 2 & 1 究極のゼミシリーズ
- 作者:西嶋 愉一;ヒロ 前田
- 発売日: 2017/01/25
- メディア: Kindle版
・はじめて受けるTOEIC 全パート完全攻略
オススメ度:★★★★☆
この参考書は本屋さんに行って、凄いオススメされていたので、つい買ってしまいました。
初めてTOEICを受ける人には、オススメです。
TOEICのテクニックが詳しく書いています。
公式問題集を何周もしていれば、テクニックは自然と身につくと思いますが、時間がない人はやってもいいと思います。
・目標スコア奪取の模試
オススメ度:★★★★☆
TOEICの参考書を調べているとたまたまいいなと思ったので買いました。
このパートでは、ここに注意して解くなど詳しく解説されていて良かったです。
TOEICの参考書を買うときは、出来るだけ模試がついているものを買いましょう。
後は、有名な先生(tex加藤さん、ヒロ前田さん、HUMMERさんなど)の著書の参考書は良いものが多いです。
・文法問題でる1000問
オススメ度:★★★★☆
この参考書はTOEICのpart5が1,000問載っています。
量もさながら、難しい問題もたくさん載っているので、究極のゼミをやったけどもっと問題を解きたい!という人にオススメです。
以上です。
長くなってしまい、すみません。
まとめていて、よくこんなにたくさんの参考書をやったなと思いました。
あくまでも私の主観で書いたので、参考程度にしてください。
では。
令和3年度東京都立大学編入体験談
こんにちは。くまです。
自己紹介はこちら↓(時間のある方は是非。)
今回は、令和3年度東京都立大学システムデザイン学部航空宇宙システム工学科(来年から進学予定)の編入試験に合格したので体験談を書いていきたいと思います。
はじめに
例年なら、東京農工大学と東京都立大学は同じ日程で行われるのですが、コロナで東京都立大学のみ延期となり、両方受けることが出来ました。
この件にだけは、コロナに感謝
東京都立大学について
令和2年から大学の名前が首都大学東京から東京都立大学に変わりました。
なので、編入の情報を集めるときは、めんどくさかったです。(笑)
都立大か首都大どっちで検索したらええねん、
冗談はここまでにして、東京都立大学は、字の如く都立の大学で、キャンパスは大きく分けて日野キャンパス、荒川キャンパス、南大沢キャンパスの3つあります。
日野キャンパス-システムデザイン学部3.4年生
荒川キャンパス-健康福祉学部生
南大沢キャンパス-上記以外の学生(メインキャンパス)
って感じです。
都立なので、国立大学並みに研究予算が出ることもあり、国際交流などにも力を入れているみたいです。
また、航空宇宙系の学部がある数少ない大学です。
場所は、八王子付近にあり、東京駅までは1時間ぐらいかかります。
ほぼ神奈川県との県境です。
全然、東京ちゃうやんけ!
システムデザイン学部について
まず、キャンパスは日野キャンパスです。
クッソ綺麗でカッコイイ...
3年次編入なので、メインの南大沢キャンパスに行くことはまずありません。
「情報科学科」、「電子情報システム工学科」、「機械システム工学科」、「航空宇宙システム工学科」、「インダストリアルアート学科」の5学科からなり、最近この組織に変わったそうです。
最近、色々な変更が多く、期待されているのかもしれません。(ワクワク)
しかし、編入に対してあまり関心がないのか、毎年のシステムデザイン学部の合格者数は15~20人と非常に少ないです。
(1学科2~5人の合格者)
受験者数も他大に比べて少なく、システムデザイン学部全体で60人程度だったと思います。(倍率3~4倍)
機械システム工学科だけ受験者数20人ぐらいで他学科より倍率が高い印象です。
東大、東工大、東北大、筑波大の滑り止めになりやすいことも都立大編入の特徴です。
第一志望で考えている人は注意しましょう。
しかし、今年はコロナで東大、東工大などの合格発表の後に都立大の試験があったため、合格した人は受験を辞退していました。(空席がいくつかあった)
推薦入試も行われているのですが、受験資格が東京都立産技高専の学生のみです。
さすがは都立大、神戸出身の私に推薦の受験資格はありませんでした。
まあしゃーない
ホテルは八王子駅の近くのサンホテル八王子に泊まりました。
朝ごはんも美味しく、部屋も普通のビジネスホテルだったので良かったです。
学校までは、バスで行くのが一番いいと思います。
バスは乗り場が多いので、必ず前日に下見に行きましょう。
当日、安心して試験会場に入ることができます。
電車は、罠です。
豊田駅からは徒歩で20~30分かかります。
夏にスーツで行くと汗だくになって試験どころではありません。
あと,北八王子駅への電車は30分に一本とかなので、一本逃すと死にます。
どの編入試験にも言えることでもう一度言いますが、下見には行きましょう。
本番のイメージがつき、心の余裕ができるのと当日慌てなくて済みます。
試験前日は、新幹線で1時間とホテルで解いたことのある過去問2年分をサラッとやって、自信をつけていました。
知らない過去問などに手を付けると解けなかったときに不安になり、寝れなくなるのが怖かったので、知っているものしか持っていきませんでした。
それでも、これで編入試験が最後だったので、緊張したり、色々思い出して、なかなか寝付けませんでした。
布団に入って2時間ぐらいでやっと寝れました。
不安になる気持ちは分かりますが、夜遅くまで勉強せずに早めに布団にもぐりましょう。(10時半~11時には寝ようとした方がいいと思う...)
寝ていなくても、目を閉じている間も疲れは取れているらしいので...
試験開始時刻が遅いので、朝はゆっくりできます。
それでも、試験会場には早めに行きましょう。
何があるか分かりませんしね。
試験科目
東京都立大学は1日で、数学、物理、面接があります。
なので,長期的な集中力が必要です。
普段の勉強から意識していれば楽だと思います。
さらに,数学、物理は各60分と短めなので、急いで解かなければ間に合いません。
日頃から時間を測りながら過去問をするのがオススメ。
人によりますが、当日緊張して計算ミスが多くなると思うので、時間は余るぐらいがちょうどいいです。
筆記試験と面談が同じ日にあるので、スーツで筆記試験を受けないといけないのも少しネック。
英語の試験の代わりにTOEICの提出があり、私は450点を提出しました。
これでも合格するので、TOEICが低くても諦めずに数学、物理で挽回してやりましょう。
おそらく、TOEICはダントツで最下位だと思います。
試験内容
数学
数学は、大問が5題あり、その内3題を選択します。
例年の傾向は、行列、ベクトル、微分、積分、微分方程式、の5題です。
さらに、この中から数学的帰納法を使う問題が毎年出ていました。
問題1:行列(選択せず)
(1)3×3行列の逆行列を求める
パッと見、簡単そう
(2)色々やって必要十分条件を表す
めんどくさそう
(2)に時間がかかりそうだったので、大問ごと捨てました。
問題2:線形代数(選択せず)
(1)ベクトルABとベクトルACの角度を求める。
(2)三角形ABCの面積を求める。
(3)四面体OABCの体積を求める。
簡単そうでしたが、余座標に√が入っていて計算がめんどくさそうだったので、大問ごと捨てました。他が難しいそうなら選択する予定でした。
問題3:微分(7~9割)
(1)関数zの偏導関数dz/dx、dz/dyを求める。
(2)関数zについて、b×dz/dx=a×dz/dyの証明
計算するだけ
(3)関数uについてラプラシアンの証明
ラプラシアンをど忘れしてしまい、何となくで解きました。
問題4:積分(10割)
CnとSnが与えられている。
(1)C0とS0を求める。
n=0を代入し、計算するだけ
(2)CnをSn-1を用いて表す。
(3)SnをCn-1を用いて表す。
数学的帰納法を使って表す。
(4)S3を求める。
(2)(3)を使って解く。n=3まで気合で解くこともできるが時間が無くなる(罠)
これは自信をもって完答しました。
問題5:微分方程式(10割)
yとpが与えられている。
(1)p,p',xの関係を表す。
(2)p,p'について解く
(3)yをxで表す。
最後にlogxの積分になったので、多分あっていると思います。
時間ギリギリでしたが、前日にlogxの積分をやっていて答えを覚えていたので計算手順を省いて、間に合いました。(心臓に悪い...)
今年も例年通り出題されたので落ち着いて解くことができました。
(それでも時間ギリギリ、本番って怖いね)
試験一週間前に微分、積分、微分方程式を選択すると決めていたので落ち着けたのだと思います。
選択する問題を決めていても、一応全部解けるようにはしておきましょう。
選ぶ予定の大門が激ムズで解けなかったときに詰みます。
行列は、計算自体は簡単なのですが、時間がかかり、計算が多いので、1時間で3題を解かなければならない都立大の試験では愚策だと思い選択しませんでした。
あと、農工大の行列で爆死したトラウマもありました。
選択する場合は早く正しく解く技術が必須です。
数学は、初めにすべての問題に目を通して選ぶ問題を決めてから解き始めるといいです。
落ち着いて解くこともできますし、簡単な問題をしているときにぱっと見でわからない問題の解法を頭の片隅で探ることも出来ます。
一週間前に先輩に数学的帰納法とベクトルを教えてもらい、当日の試験は上出来でした。
数学は、9~10割ぐらいだと思います。
比較的簡単だったので、差は出なかったと思います。
物理
昼食を挟んで物理です。
物理は力学と電磁気の2題の出題で、例年通りでした。
力学は小問が1つで電磁気は小問が2つです。
過去問の傾向は、力学は簡単で、電磁気は難しい印象です。
私の得意不得意もあると思いますが…
力学(10割)
先端に重りを付けた棒が回転運動しながら落ちるのを糸で引っ張り静止させる問題です。
説明が下手ですみません。
力学は完答しました。
電磁気(3割)
小問1:円形のコンデンサの問題とアンペールの法則を用いて求める。
電磁気は苦手だったので、5割ぐらいの出来でした。
小問2:2枚の電極の電位と電界をポアソンの方程式を用いて求める。
ポアソンの方程式が何かわからなかったので、真っ白でした。0割。
力学で気持ちよくなっていると、電磁気で絶望しました。
電磁気がすぐ終わったので(出来なさ過ぎて)、力学の見直しをしていました。
物理は全体で6~7割ぐらいだと思います。
数学で差ができなかった分、ここで引き離す予定が崩れました。
TOEICも低いし、これは厳しいか…と思いました。
面接
試験が終わり、一息つきながら面接で話す内容を確認していると、高専生が10人ぐらい入ってきました。
推薦入試(都立高専)の人は、ここから受験に参加するようです。
航空宇宙システム工学科は学力6人、推薦3人でした。
順番は、推薦の人から始まって、学力の受験番号順でした。
学力の人からいきなり始まることはなさそう...(よかったね!)
私は、後ろから2番目だったので、2時間ぐらい待ちました。
すんごい退屈だった…
漫画でも持って行った方が良かったかも知れません。
スマホは出すなって言われたしなぁ
正直、2時間も話す内容の確認してたら頭がおかしくなります。
3人前までぼーっとしといて,そこから確認とかで大丈夫だと思います。
気分転換にトイレに行くのがオススメです。
面接内容(10割)
- 志望動機
- うちのどんな機械に惹かれたの?(志望動機で言ったことを本当に知っているか疑われた?)
- 併願校について
- TOEICの点が低いけど…
- 大学院には進学するのか?
- 最近、気になった航空宇宙ニュースは?
- ってことは、材料の研究室に興味があるのかな?
他にもいろいろ質問されたと思うのですが、忘れてしまいました。
都立大は答えに対して、深く掘ってくる事が多いので、浅はかな解答は墓穴を掘るとこになります。
なので、志望動機を短くまとめて、「何でも質問してきなさい!」(失礼)というスタンスでいきました。(喋りすぎると墓穴を掘る可能性があったので...)
TOEICの質問は来ると思っていたので、コロナでのTOEICの中止の言い訳とこれから頑張る趣旨を伝えると納得してもらえました。
面接では、今がダメでもこれからどうするかが大事です。
しっかり、これから頑張ることを伝えましょう。
航空宇宙ニュースは想定していなかったので、焦りましたがパッと浮かんだ航空機部材の複合材(CFRPなど)について話しました。
すると、私は流体や設計の研究に興味があったのですが、「材料系に興味があるんだね!」と勘違いされてしましました。
しかし、訂正する気力が残っておらず、最後は「早くこの質問終わってくれ!」と思って「はい!」と答えてしまいました。
研究室配属のときに、謝っておくか...
これで面接が終わりです。
2対1で10分ぐらいで和やかな雰囲気でした。
他の人は15分ぐらいだったので、「あれ、もう終わっていいの?」と思いました。
終わりに
合格でした!
正直、電磁気で爆死したので、電気科の人がいたら落ちてるかなーと思っていました。
番号を見つけたときは、嬉しすぎて泣きました。
家族に連絡して、休日だったのですが学校にも行って、担任に直接報告しました。
お世話になった先輩にも会って、たくさんお礼もしました。
たくさんの人に支えられて、お世話になりました。
令和3年度システムデザイン学部航空宇宙システム工学科の合格者は
学力入試:1名/6名
推薦入試:1名/3名
でした。
例年は東大、東工大の滑り止めにされるので、多めに取ってくれますが、今年は東大東工大の合格発表後に都立大の編入試験があったので、合格者が少なかったのだと思います。
筑波大の滑り止めにする人もいたかな?
空席があったので、出願だけして本命に合格したので辞退したのだと思います。
東京都立大学は、施設も綺麗で、研究も熱心に行われている(と思う)ので、とてもいい大学だと思います。
(まだ入っていないので分かりませんが……)
編入では,マイナーな大学だと思うので、気になる方はチェックしてみるのをオススメします。
質問や相談はこちらのTwitterのDMまで!↓
https://twitter.com/kumasamasa
では。
【追記】(2022年6月19日)
過去問は実家で保管しているので、渡せないです。
また、都立大では過去2年分なら資料請求出来ます。HPで調べてみてください。
解答はありませんが、周りの編入生や先生と一緒に解いてみると理解が深まると思います。(僕の解答が100%正しいというわけでもないと思いますし...)
こちらの体験談も是非↓
令和3年度長岡技術科学大学編入体験談
こんにちは。くまです。
自己紹介はこちら↓(時間のある方は是非。)
コースは、機械創造工学課程です。
はじめに
長岡技術科学大学は、豊橋技科大と並ぶ、高専生に人気な技科大の一つです。
編入にしては倍率も低く、最近では研究にも力を入れているらしく、企業からも注目されています。
滑り止めの学校として利用する人も多いと思います。
私も滑り止めとして受験しました。
どの編入試験にも言えることですが,下見には行きましょう。
本番のイメージがつき,心の余裕ができるのと当日慌てなくて済みます。
ホテルはホテルメッツ長岡でした。
乗り換えが多く移動で疲れていたので、長岡駅の中にホテルがあるのは助かりました。
さらにバス停も目の前にあり、ホテルも綺麗で良かったです。
長岡技科大の受験生らしき人もチラホラいました。
試験前日は2時間ぐらい数学と力学をして、疲れていたので直ぐ眠れました。
寝れないときは暖かい飲み物(カフェインがないもの)を飲みましょう。
まじで寝れます。
試験科目
長岡技術科学大学の試験は、数学、英語、国語、専門の4科目です。
面接はコロナで無くなりました。
国語の試験があるのが特徴的ですね。
どの科目も例年通りだと思います。
試験内容
数学
そこまで難しくないので満点を狙いたいです。
編入数学徹底研究の各章が出来れば十分です。
私は確率の最後以外は自信を持って出来たので9割ぐらいだと思います。
英語
例年の傾向は、穴埋め、並び替え、長文1題です。
中学英語のような感じで、英語が大嫌い(TOEIC450)な私でもスラスラ解けました。
システム英単語が出来ればいけると思います。
9~10割ぐらい取れたと思います。
国語
長文が2つです。
対策は、前日に過去問を1年分とネットで漢文のレ点などの勉強を合計で30分ぐらい勉強しました。
国語の勉強なんてなにをしていいのやら…
正直、過去問をやるぐらいなら他の科目の勉強をした方がいいと思います。
高専生はみんな苦手(だと思う)ので大丈夫です。
漢字の書き取りが出来なかったぐらいで7割ぐらいだと思います。
専門
物理の力学です。
回転運動とか力学的エネルギーの問題が出ました。
高専3年生の定期試験と似ている感じで懐かしかったです。
機械系学科の人は対策なしでも解けると思います。
8割ぐらいあったと思います。
最後に
結果は合格でした。
農工大が不合格で、落ち込んでいたところの合格だったので、少し気持ちが楽になりました。
ほっとしたところで、都立大の勉強を始めました。
長岡技科大の注意することは試験が長いことです。
私が受験したとき、試験が終わったのが17時過ぎでした。
遠方から来ている人は、新幹線や宿に注意しましょう。
私も、受験終わりに新幹線を調べると、その日中に帰れないことが判明し、急遽もう一泊取り、次の日の朝帰りました。
宿が空いていて良かった。
私は長岡技科大の受験で自信が付きました。
合格して本当に良かったです。
もし不合格だったら、プレッシャーで都立大も落ちていたかもしれません。
皆さんも滑り止めだからといって舐めてかからず、真剣に取り組みましょう。
では。
こちらの体験談も是非↓
令和3年度東京農工大学編入体験談
こんにちは。くまです。
自己紹介はこちら↓(時間のある方は是非。)
学科コースは、工学部機械システム工学科航空宇宙・機械科学コースです。
はじめに
結果から言いますと、私は東京農工大学の編入試験は不合格でした。
しかし、私は先輩の編入体験談にお世話になったので、私も書こうと思います。
受験生の方は、反面教師にしてください。
東京農工大学について
私が受験した東京農工大学は、あまりメジャーな大学では無いと思うので、簡単に説明します。
東京農工大学は、農学部と工学部から成る大学で、工学系の難関国立大学である「電農名繊」の一角です。
他の三校は電気通信大学、名古屋工業大学、京都工芸繊維大学です。
企業からの評価はかなり高いようで、私が受験を決めた理由の一つです。
キャンパスは、東小金井キャンパスと府中キャンパスの2つあります。
私は工学部を受験したので、東小金井キャンパスでした。
試験科目
東京農工大学の試験は、
1日目:数学、英語、物理
2日目:専門、面接
です。
なかなかハードですね。
しかし、私が受験した機械系のコースは専門科目がなく、2日目は面接だけです。
つまり、1日目でほとんど決着がつきます。
問題の傾向は例年ほとんど同じなので対策しやすいと思います。
落ちましたけど…(笑うところですよ?)
試験内容
数学
200点満点で大門は4つ
今年も同じでした。
問題はそこまで難しくは無いので満点を狙いたいところです。
編入数学徹底研究がスラスラ出来ると解けると思います。
私はガチガチに緊張していまい、5割ぐらいしか取れなかったと思います。
行列の計算をどこかで間違い、一つの要素が「3ケタ/3ケタ」みたいになって頭が真っ白になりました。
時間だけがどんどん過ぎていき、そのまま試験が終わりました。
試験で焦ったときは闇雲に計算するのではなく、一度落ち着きましょう。
英語
英語は過去問がないので、自力で勉強しなければなりません。
200点満点で長文が2つと英作文が1つです。
英作文は、文字指定が少ないので短くまとめなければなりません。
長文は、A4半分ぐらいで時間も余ると思います。
1門の配点が高いので、丁寧に解きましょう。
私は、英語が大嫌いなので、5割ぐらいでした。
恐らく、合格者は7割ぐらい取ると思います。
物理
200点満点で力学と電磁気学のみです。
一番差が開く科目だと思います。
数学、英語に比べて、難易度が高いです。
答えのみで良い問題もあるので、知っている問題があれば大幅に時短できます。
しかし途中式が必要ないので、答えを間違えると部分点も貰えません。
基礎物理学演習という黄色い参考書に過去問と同じ問題があるので、この参考書が出来れば問題ないと思います。
今年は力学で減衰振動が出てきました。
解法を忘れてしまったのでほとんど出来なかったです。
電磁気は簡単でほとんど出来ました。
全体で6割ぐらいだと思います。
面接
部屋が5つあり、私の部屋は3対1でした。(2対1もあったらしい)
質問は、
- 志望理由
- 大学院は行くか
- 他学科の回し合格でも大学院は行くか
- 第二志望について
- 他の受験校について
でした。
5分ぐらいで終わり、穏やかな雰囲気でした。
今年は受験者が多かったので、一人当たりの時間が減ったのかもしれません。
編入試験3日間の流れ
day1(試験前日)
昼過ぎぐらいに東京に到着してチェックインしました。
ホテルはホテルメッツ武蔵境
武蔵境駅の直ぐ近くにあり、周りにコンビニ、ごはん屋が多かったので便利でした。
近くのお店の朝食無料券なども貰えて、なかなか良かったです。
農工大の最寄り駅は東小金井駅ですが、その付近にはホテルがないので注意しましょう。
荷物を置いたら、少しゆっくりした後、先輩方2人と合流して、下見に行きました。
迷いながら30分ぐらいかけて到着しました。
かっこいいですね。
どこの編入試験にも言えることですが、下見は必ず行きましょう。
本番のイメージがつき心の余裕ができるのと、当日慌てなくて済みます。
下見を済ましたら、近くのコメダ珈琲で先輩方と試験対策をします。
電磁気をやったのですが、正直何をやってるのか全くついていけませんでした。
多分、先輩方には(こいつ、大丈夫かな?)って思われてたでしょう…
力学は慣性モーメントの求め方を完璧にして、解散しました。
片方の先輩とは同じホテルだったので夜に数学を少し一緒にやって、翌日の昼食などの買い出しに行って寝ました。
正直、全く寝付けませんでした。
英単語帳を見ながら寝ようとしましたが、全く頭に入りません。
電磁気が全く分からなくて自信がなくなっていました。
寝れないときは暖かい飲み物を飲みましょう。(カフェインがないやつ)
まじで寝れます。
day2(試験1日目)
試験当日は試験科目の通りです。
めちゃくちゃ疲れました。
そして、試験で事故りまくって落ち込みました。
嘘です。実力不足です。
秋葉原に行ってみたかったので、切り替えて観光にしました。
楽しかった...
この日は疲れていたからか、ぐっすり寝れました。
day3(試験2日目)
面接は昼からだったので、ゆっくり面接で言う内容を確認しながら、準備しました。
先輩方と合流し、コメダ珈琲で雑談しながら、時間をつぶしました。
面接は人が多かったので、長時間待たされたのにすぐ終わりました。
トイレは行きたくなったら行きづらいですが、手を挙げて行きましょう。
我慢は良くないです。気分転換にもなります。
面接が終わると、先輩方と合流して直ぐに帰りました。
スーツから私服に着替えれると凄く楽になります。
最後に
不合格でした。
満点を取る予定の数学で爆死し、他もそこまで振るわず、散々でした。
帰りの新幹線で、米津玄師のLOSERを聞きながら、ずっと落ち込んいました。
暗い話はここまでにして、今年の農工大の編入試験について振り返りましょう。
今年は受験者が去年の3倍ぐらいになっていました。
要因は、
だと思います。
私は、不合格だったのであまり参考にならないかもしれませんが、農工大受験生の助けになれば、幸いです。
勉強などは、これぐらいなら落ちるのかーと思って頂ければ嬉しいです。
あと、当日の流れなどで試験科目当日のイメージが湧けば嬉しいです。
では。
こちらの体験談も是非↓
受験勉強(2/2)
どうも。くまです。
前半を見ていない方は、是非こちら↓をご覧ください。
さて、前回は、TOEICの中止で絶望し、志望校を変更したところでしたね。
最終的な志望校は、
イメージは、
本命:農工大、都立大
滑り止め:長岡技科大
ですね。
5年4月から目標も決まり、勉強時間も増えたので、教科ごとの勉強時間を書きます。
5年生4月
5年生になりました。
しかし、コロナで学校に行くことができず、GW明けまで休校になりました。
志望校も決まり、新たに目標を立てることにしました。
・数学
編入数学入門で基礎固めが出来たので、もう一度、徹底研究をやる。
・英語
TOEICの代わりに英語の試験を受けるので、長文と英作文の対策
(正直、英語力が無いので相当厳しい)
・物理
力学、電磁気ともに今から頑張る。
(完全に忘れてた)
そして、今後の予定としては、
という感じになります。
農工大に合格したら都立大は受けない予定でした。
目標が明確になり、勉強時間も増えました。
<数学>
編入数学徹底研究は2周目が終わり、理解出来るようになりました。
新たに「大学編入のための数学問題集」を始めました。
1日に2~3時間
<英語>
システム英単語と速読英単語をやり始めます。
長文対策はまだやってません。
1日に1時間
<物理>
力学と電磁気を高校範囲からやり直します。
数学で基礎をしっかりするのは大事だと思ったので、物理も基礎固めから入ることにしました。
漆原晃さんの物理基礎を使いました。面白いほど分かるってやつです。
本当によく分かりました。
1日に2時間
5年生5月
コロナでいつもと違う日常にストレスが溜まります。
さらに、就職勢の進路が次々に決まっていきます。
焦りと共に、勉強が嫌になってきます。
週4で遊んだときもありました。完全に心が折れています。
そして、GWが明け、オンライン授業が始まります。
この時期に出願書類の作成に取り掛かりました。
出願準備とオンライン授業の課題で勉強時間が減ってしまいます。
志望動機書くの難しすぎ...
<数学>
「大学編入のための数学問題集」を引き続きやりますが、難しく半分ぐらいで辞めました。
後半は、編入数学徹底研究の3周目をしていました。
1日に1~2時間
<英語>
引き続き、シス単と速読英単語をやります。
1日に1時間
<物理>
明朗解法という、高校物理の少し難しい参考書をやります。
これも漆原晃さん著書です。
1日に1時間
5年生6月
さて、編入試験1ヶ月前です。
驚くほどに間に合っていません。
英語は単語しかやってないので実際の問題は解けない、
物理は高校レベル、
数学はワンチャン戦える、
過去問はやってない
ぐらいです。
<数学>
編入数学徹底研究を引き続きやります。
ここからは、パッと見て分からない問題だけをやります。
1日、1~2時間
<英語>
英単語を覚えながら長文対策をします。
長文問題精講と英作文問題精講を始めます。
1日、2~3時間
<物理>
大学レベルの問題を解くために基礎物理学演習を始めます。
黄色いやつです。
正直、全く分かりませんでした。
徹底研究を初めて見た時の感覚でした。
しかし、過去問とほぼ同じだったので頑張ります。
1日、2~3時間
<過去問>
やっとやり始めました。
遅いですが5年分ぐらいを1周やりました。
1日、1~2時間
5年生7月
詳しくはこちら↓をどうぞ
結果は、惨敗でした。
圧倒的な実力不足。
さらに緊張して、簡単なミスも連発しました。
とても悔しかったです。
長岡技科大は1人で行きました。
(寂しかった……)
農工大には、1つ上の浪人した先輩2人と行きました。
この先も、この先輩方にはとてもお世話になります。
正直、「農工大は落ちたな、長岡はワンチャンあるかな、」と思っていました。
予想通り、農工大は不合格、長岡技科大は合格でした。
農工大の合格発表から長岡技科大の合格発表までの1週間はなにもやる気が起こりませんでした。
それからは、惰性で机に向かっていましたが、あまり勉強に集中できずに週1で友人とご飯に行ったりしてました。
5年生8月
さすがに切り替えないとやばいので、農工大での反省点を書き出しました。
・大学レベルの物理が全く出来なかった。
・線形代数(特に行列計算)でのミスが多い。
・過去問をやるのが遅すぎた。
です。
実は都立大は英語の試験は無く、TOEICの提出です。
はい、あの450点を提出しなければなりません。
恐らく、ダントツで最下位なので数学、物理で挽回するしかありません。
でも、苦手な英語の勉強をこれ以上しなくて良くなったので気持ちは楽になりました。
<数学>
編入数学過去問特訓のA,B問のみをやり始めました。
難しかったですが、何とか理解できました。
編入数学徹底研究も過去問の頻出範囲を全て完璧に解けるようにしました。
1日に2~3時間
<物理>
力学、電磁気共に、弱点克服という参考書をやり始めます。
大学レベルの物理の入門として、とても良かったです。
もっと早くやれば良かった…
1日に2~3時間
<過去問>
都立大の過去問はあったのですが、解答が無く困っていました。
そこで、農工大を一緒に受けた先輩に連絡を取ると、過去問を解いてくださることになりました。
先輩もまだ編入試験を控えてるのに、優しすぎる…
先輩のおかげで、過去問が凄くはかどりました。
お礼してもしきれないぐらいです。
過去問を解いて頂き、ありがとうございました!!
1日に2時間
5年生9月
さて、都立大の編入試験の月です。
泣いても笑っても最後の試験です。
<数学>
編入数学過去問特訓が途中でしたが止めて、編入数学徹底研究の復習をやります。
今から、新しいことを覚えても身につかないと思ったからです。
1日に1~2時間
<物理>
弱点克服をやれるところまでやります。
過去問のおかげでスラスラ進みました。
1日に1~2時間
<過去問>
9月も先輩にお世話になります。
過去問をたくさん解いて頂きました。(3年分ぐらい。)
1日に2~3時間
編入試験についてはこちら↓をご覧ください。
最後に、月ごとの勉強時間についてまとめておきます。(テスト勉強の時間も含んでます)
- 4年9月:10時間
- 4年10月:13時間
- 4年11月:13時間
- 4年12月:8時間
- 4年1月:88時間
- 4年2月:136時間
- 4年3月:176時間
- 5年4月:136時間
- 5年5月:176時間
- 5年6月:177時間
- 5年7月:46時間
- 5年8月:104時間
- 5年9月:20時間
合計:1080時間
全部でノート20冊分ぐらいになりました。
以上で私の編入試験の受験勉強は終わりです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
文章を書く能力が欠落しているので、とても長くなってしまいました。
申し訳ありません。
もっと勉強している受験生はいくらでもいるので、あまり参考にならないかもしれません。
しかし、私は周りの環境(先輩方など)に恵まれていたので、合格できたと思います。
皆さんも困ったときには一人で抱え込まずに頼れる人に相談しましょう。
質問や相談はこちらのTwitterのDMまで↓
https://twitter.com/kumasamasa
使用した参考書についてはこちら↓
では、また。
受験勉強(1/2)
どうも、くまです。
自己紹介については、こちらの記事をご覧ください。↓(時間のある方は是非。)
さて、今回は、私が志望校を東北大学から東京都立大学、東京農工大学に変えた経緯や受験勉強(意識が低すぎる)について、時系列に沿って書いていきます。
参考書については、別の記事で書くので今回は割愛させていただきます。
参考書についてはこちら↓
最終的な受験校は、東京農工大学、東京都立大学、長岡技科大になります。
ちなみに、4年生の3月まで東北大学を受験しようとしていました。
まず、私が受験勉強を始めたのは、4年生の9月からです。
夏休みには始めることは出来ましたが、全くやる気が起こらず、ダラダラと過ごしていました。
正直、この時点で他の受験生に遅れをとっています。
皆さんはもっと早く受験勉強を始めましょう。
私の周りには編入すると言っていた人が少なかったので、いつ受験勉強始めればいいのかわかりませんでした。(ネットで調べればわかるのに…)
一応、8月から受験勉強の準備はしていたので、8月から書こうと思います。
4年生8月
まずは、情報収集です。
夏休み前に数少ないクラスの編入志望の友人に編入について相談してみました。
くま「もう編入勉強始めてる?」
友人「3年生のころからやってるよ」
くま「まじか。何から始めたらいいかな?」
友人「TOEICかなー」
くま「TOEICなんか受けなあかんの?」
こんなレベルでした。
家に帰って、編入学試験について調べていると、どうやら友人の言う通り、ほとんどの大学でTOEICが必要らしいです。(知るのが遅すぎる。)
とりあえず、TOEICを受けてみようと思い、9月にあるTOEICの申し込みをしようとしますが、締め切りに間に合わず、受けれませんでした。
多分、ここで受けていれば250点ぐらいだったと思います。
英語は全く出来ません。中学生レベルです。
お金の無駄になるところでした。受けなくて良かった。
それから、編入数学徹底研究を買いました。
どの編入体験談を読んでもみんな使っていたからです。
この本には、最後の編入試験の当日までお世話になりました。
しかし夏休みは、パラパラとめくるだけで、
たまに、こんなの授業でやったなー懐かしーってのもありましたがほとんど分かりませんでした。
編入の数学ってこんなに難しいのか、授業とレベルが違う…
4年生9月
夏休みの後半に入り、インターンシップに行きました。
先輩は高専→専攻科→大学院→就職という、専攻科と大学院どちらも経験している、編入のエキスパート的な存在でした。
主に、専攻科と大学のメリット・デメリットを聞き、とても参考になりました。
最後に「そろそろ勉強始めないと間に合わないぞー」と言われ、少し焦ります。
インターンシップでは、とてもいい刺激を頂き、編入勉強についてやる気が出てきました。
中旬
この頃から「はじめてのTOEIC受験講座」に半年、通いました。
週1で2時間。
そこで使われる単語帳が何故か銀のフレーズだったので、買いました。
普通は金フレなのにね、どうしてだろうね。
そこでは、お年を召された方がほとんどで、雰囲気はゆるゆるです。
しかし、週1で50個の単語テストがあり、強制的に覚えさせられるので、さぼり癖のある私には良かったです。
学校のテストや行事などで2/3ぐらいしか行けませんでしたが、得たものは大きかったです。
英単語の覚え方やTOEICのテクニックを教えてもらいました。
この時の勉強時間は、週3で1日1時間ぐらい
4年生10月
長い夏休みが終わり、学校が始まります。
周りの編入勢は通学中や休み時間に編入の勉強をしていたので、私も真似してTOEICの勉強をします。
ここで、学校でTOEICのIPを受け、305点でした。
普通なら落ち込むはずですが、就職の友人に勝ち、喜びます。
少し経ってから305点が如何に目標に遠いか自覚しました。
なぜなら、名古屋大学や東北大学を受験するには、700点ぐらいは必要だからです。
ちなみに編入勢の友人は600点を超えていました。
遅れてますね、
そして、12月にあるTOEICの申し込みます。
数学についてですが、全くのノータッチでした。
編入数学徹底研究は、完全に本棚の肥やしになっていました。
とてもまずいですが、本人はまだ自覚していません。
勉強時間は9月とあまり変わらず、週3で1時間ぐらい
4年生11月
いつも読み漁っている編入体験談には載っていないような初歩的なことから、教えてくれました。
滑り止めの重要性、おすすめの勉強アプリ、おすすめの勉強系youtuberなど、です。
ここからStudyplusで勉強時間を記録し始め、youtubeとTwitterは一日に使える時間を制限しました。
iPhoneにこんな機能があるとは……
TOEIC対策ですが、編入に対するモチベーションが上がったので、勉強時間は増えました。
数学は何もしていません。
勉強時間は、週5で1日2時間ぐらい。
4年生12月
学校のテストと修学旅行で忙しく、TOEIC対策は単語しかできません。
そのまま、初めてのTOEIC公開テストを受け、ボロボロ。
結果は350点。相当焦ります。
ここからほぼ毎日勉強するようになりました。
名古屋大学と東北大学の過去問を見てみましたが、徹底研究より何が書いているのか分かりませんでした。
こんなのを本当に解けるようになるのだろうか…
年末にようやく徹底研究をやり始めますが、私の学力が低すぎて、全く進みません。
ほとんど答えを見ながら、やってました。
みんなこんな難しいのをやっているのか...と絶望、
数学は得意なつもりでしたが、1,2年のとき、テスト前の一夜漬けに頼っていたツケが回ってきました。
焦りすぎて、年越しはスキー場で徹底研究をやりながら過ごしました。
いや、スキー行ってるんかい(笑)
勉強時間は、1日にTOEIC対策1時間、数学0~1時間ぐらい。
4年生1月
さて、年も明け、やっと本格的に目標を決めて勉強を始めます。
とりあえず、3月までにTOEICで650点を取ることと徹底研究を終わらせることを目標にします。
1月にもTOEICがあるので、英語に重きを置き、毎日勉強します。
その1月のTOEIC試験での手ごたえはなかなか良く、500点ぐらいはあるやろ、と思っていました。
徹底研究は気分転換にする程度でした。
勉強時間は、1日にTOEIC対策2時間、数学0~2時間ぐらい。
4年生2月
1月のTOEICの結果が返ってきました!
結果は450点でした。
予想よりも低くて、ショックを受けます。
学年末試験も終わり、勉強に打ち込める時間も増えたので、喜んでTOEIC勉強をします。
1日にTOEICを2~3時間、徹底研究は2時間程度やるようにしました。
銀フレは全て覚えたので、新しい単語帳も始めました。
他の科目の勉強を考えると3月のTOEICでいいスコアを取らなければ厳しいです。
3月のTOEICに向けて追い込み、公式問題集では600点は確実に取れるぐらいになり、自信が着きます。
数学は、徹底研究を2月後半から毎日やるようになりました。
勉強時間は
前半、1日にTOEIC対策3時間、数学0時間
後半、1日にTOEIC対策2時間、数学2時間ぐらい。
4年生3月
さて、勝負のTOEICの月です。
3月前半はTOEIC対策を1日に3~4時間していました。
しかし、皆さんご存知の通り、この時に新型コロナウイルスの感染拡大が始まりました。
そして、3月のTOEICの中止が決まったのです。
さすがに、中止はないやろ、と思っていたのでとても絶望したのを今でも覚えてます。
4月のTOEICが出願に間に合う最後のTOEICだったので、そこまでは頑張ろうと思いました。
しかし、直ぐに4月のTOEICの中止も発表されます。
今まで何のために勉強していたのだろう...(絶望)
とても落ち込みました。
1月までTOEICは行われていたので、3.4月のTOEICの中止によって、大学側のTOEICの提出が無くなるとも考えにくいです。
こればかりはどうしようもないですが、正直1月のTOEICで結果を出せなかったのが悪いと思います。
頑張って机に向かいますが、勉強に全く手がつかなくなりました。
受験校を変えなければ…とずっと考えていましたが、現実と向き合えず考える気になりませんでした。
しかし、このままでは良くないと思い、3月末に一週間かけて受験校を考え直します。
この一週間は全く勉強しませんでしたが、今振り返ると一番大切な時間だったと思います。
さて、受験校についてですが、今の進度で旧帝大は確実に間に合わないので、諦めます。
それでも航空宇宙関係の学部には行きたかったので、そこそこ絞られていました。
候補は、東京農工大学、東京都立大学、大阪府立大学、京都工芸繊維大学、専攻科です。
専攻科は、大学院でもう一度チャレンジする作戦でしたが、今の高専にあと2年通うのは嫌だったのと、専門科目があるのがネックになり、なし。
親にも相談しましたが、「お金は出すから自分で決めなさい」と言われました。
厳しくも優しい親です。
残りの4校は、大学のホームページや研究室を徹底的に調べて、自分のやりたいことが出来そうな東京農工大学と東京都立大学にしました。
そして、滑り止めを技科大に決めました。
技科大は長岡でも豊橋でもどっちでもよかったのですが、専門科目の勉強が必要ない長岡にしました。
あと、長岡の方が倍率が低く、確実に受かりそうだったからです。
滑り止めに落ちたら元も子もないですし、滑り止めのための勉強をしてる余裕はないです。
これは、後で気が付いたのですが、無意識に実家から遠いところを選んでいました。
恐らく、一人暮らしに憧れがあったのでしょう。
数学については12月の年末に始めた徹底研究の1周目がようやく終わります。
しかし、ほぼ答えを見ながら解答していたのであまり頭に入っていません。
そこで基礎固めのために編入数学入門という参考書を始めます。
この時期に基礎固めをし直すのには勇気が要りましたが、この判断は間違ってないと思います。
編入は暗記に頼った勉強法では、恐らく落ちます。
なぜなら、定期テストとは違い、範囲が膨大にあるからです。
さらに、問題もいくらでも捻ることが出来るので、基礎を固めて、応用する能力が必要です。
自分に合っていない参考書は、とても効率が悪いので、ダメだと思ったらすぐに変えましょう。
編入数学入門は3月中に1周終わります。
長々と書いてしまいましたが、今回はここまでにします。
かなり細かく書いてしまったので、分かりにくくなっていたらすみません。
次回は、受験校が決まってからの受験勉強(5年生4月から)について、書きます。